当委員会では、南海トラフの巨大地震や激湛な自然災害に備え、防災・減災・BCPをテーマに、「南海トラフ地震対策中部圏戦略会議(事務局:国土交通省中部地方整備局)」と共催で、5月21日・22日の2日間、ポートメッセなごやにて「第3回中部ライフガードTEC2015〜防災・減災・危機管理展〜」を開催させていただきました。
展示会開催にあたり、ご出展いただきました皆様並びに、ご支援、ご協力いただきました皆様方に心より深く感謝申し上げます。
幅広い業種・業態からの来場拡大を目指し、中部地区最大の福祉・健康産業展である「第18回国際福祉健康産業展〜ウェルフェア2015〜」と同時開催し、ご来場いただいた皆様に、防災に関わる最新の製品や技術・サービスなどをご紹介させていただきました。
併催事業といたしましては、南海トラフ巨大地震に備えた防災・減災関連セミナーのほか、製造業が集積する地域特性をふまえ、災害時のサプライチェーンの構築や、ハード・ソフト両面からのBCPの策定、見直しの実践的なセミナーなどを開催しました。
企画展示では、国土交通省中部地方整備局及び自衛隊愛知地方協力本部・陸上自衛隊第10師団のご協力で防災関係車両、特殊車両及び災害救助装備品などの展示に加え、名古屋市の起震車による地震体験、愛知県の家庭内の防災対策、防災パネルなどの展示を行いました。
東日本大震災の教訓をふまえ、社会インフラの整備と地域間の広域連携を推進するとともに、企業・病院・福祉施設などにおけるBCP策定が喫緊の課題であります。当委員会では、2016年6月上旬に開催を予定しております次回展におきましても、巨大地震をはじめとして様々な災害のリスクに対応した最新の防災・減災・危機管理に関する製品・技術・サービスなどを一堂に展示紹介し、地域住民の防災意識のさらなる高揚と、関連産業の振興に寄与すべく努力をさせていただきます。今後とも、関係の皆様方のご支援、ご協力を重ねてお願い申し上げます。
名古屋国際見本市委員会 事務局
私たちが暮らす中部圏においては、近い将来、南海トラフの巨大地震の発生が懸念されており、防災・減災に向けた取り組みの推進が喫緊の課題となっております。さらに、近年、雨の降り方が集中・激甚・局地化し、洪水や土砂災害が多発しているほか、昨年9月には御嶽山、今年5月末には口永良部島新岳が噴火するなど火山活動にも警戒が必要になっており、こうした災害に対する知識や備えの重要性も増しています。
この様な中で、防災意識の向上と防災・減災関係産業の振興を図ることを目的として、名古屋国際見本市委員会との共催による「第3回中部ライフガードTEC2015〜防災・減災・危機管理展〜」を開催させていただきました。
関係各位のご尽力により、多くの皆さまにご来場いただき、中部圏が一体となった実効性の高い取り組みの実現、防災・減災対策の推進に大きく貢献できたのではないかと思っております。改めて、ご出展いただきました皆様、並びにご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
また、開催初日には、「第6回南海トラフ地震対策中部圏戦略会議」を同時開催し、各機関から『中部圏地震防災基本戦略』に基づく取り組みの成果を報告いただき、成果の共有を図るとともに平成27年度活動計画を決定したところです。今後も、更に組織間の連携を強化するとともに、『中部圏地震防災基本戦略』を深化させ、地域の防災・減災のための施策の推進を図って参ります。
防災力を向上させ、被害を最小限にとどめるためには、行政や関係機関のみならず一般企業や住民の皆様を含め、地域社会全体が一体となって防災・減災対策に取り組むことが必要です。
今後も、展示会などを通じて、中部圏が一体となった防災・減災対策を推進し、安全・安心な災害に強い地域づくり、まちづくりを進めて参りますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
南海トラフ地震対策中部圏戦略会議
(事務局:国土交通省中部地方整備局)