水害・感染症・地震...我が国では、災害で社会が混乱するたびに危機管理体制を整え、様々な課題が解決されてきました。しかし、防災への取組みは、依然として進んでいない部分も多く、とりわけこの地域では、目の前に迫っている南海トラフ地震の被害を最小限に抑えることが社会全体の課題となっています。命を守るだけでなく、継続して生活するためには、災害の起きていないときにきちんとした対策を考えることが重要となります。
今回で第13回となります本展は、次なる大規模災害に立ち向かえる丈夫な社会を構築することを目標に、「防災・減災・危機管理」に向けて役立つ製品や技術、サービスの紹介はもちろん、企業や社会の防災力・危機管理能力の向上と、関連産業の振興を図り、より安全な社会形成の一助となれるよう、南海トラフ地震対策中部圏戦略会議と協力し開催いたします。
今年は三河地震から80年、阪神淡路大震災から30年。過去の反省を生かし、社会を見直しながら、無理なく行政と、産業界と、住民とが手を取り合い、想定される災害への備えを行うことができる地域づくりの場となる展示会を目指してまいります。
名古屋国際見本市委員会 事務局